OWNDAYSの社長、田中修治さんがも猛スピードで変わるいまの世の中に対して、投げかえるメッセージ。真理をつくメッセージとても共感もでき、新しい発見をさせらた素敵な書籍です。今後の生き方にとてもプラスになる思考を発見できます。
「幸せ」とは、瞬間、瞬間に感じる「感情」
適度の負荷やストレスがあるからこそ、その後の日常に幸せを感じることができる。幸せとストレスはセットでできている。仕事の後にビールを飲んだときに幸せを感じるは、ハードな仕事の負荷があったからなのだ。一日中ビールを飲んでいたらその幸せは感じれない。またテレビで流れる貧困に苦しむ人をみて、自分はこの人に比べたら幸せだなと感じたりもする。幸せの感じ方は、相対的な側面をもつのだ。誰かと比べて強く感じるのが幸せという「感情」ということだ。そのことをまずは認識していたほうが良さそうだ。
砂漠で遭難して死にかけた人がいるとする。その後、九死に一生を得て助けられた時に飲んだ1杯の水は、世界中のどんな有名シェフが作る料理よりもおいしく、幸せを感じるられるだろう。「死にかけた」という不幸のあとでは、コップ1杯の水を飲めただけで何ものにも代えがたい「幸せ」を感じることができるのだ。さらに、幸せというのは「相対的」なものでより感じやすくなるという、厄介な側面を持つ。
大きな嘘の木の下で 著者:田中修治
「幸せ」ではなく「豊かさ」を基準に考える
誰かと比較して感じる幸せの感情をおいかけるのは避けたほうがよい。結局は外的なものに感情が揺らいだり、とらわれてしまうのだ。「幸せ」ではなく「豊かさ」という考え方を大切にしたほうが良さそうだ。豊かさは比較はなしにある程度絶対的な基準で感じることができる。大切な人と旅行に行ったり、友達と美味しいごはんを食べたり、自分の知識経験を増やしたり、そんなことをたくさん増やすことが大切なんだ思う。そこには比較して感じる幸せとは違う人生の「豊かさ」がある。「豊かさ」を大切にした生き方にしていくほうが絶対よいのだ。
人生にとって大切なのは「幸せ」ではなく「豊かさ」であるという考え方だった。30万円の給料が50万円になった。これは確かに豊かさの一つだ。でもそれ以外にも、新しい知識を学んだ、新しい技術を習得した、海外に行ったことがなかったけれど、見知らぬ土地に行って新しい体験をした、新しい友達が増えた、新しい考え方を学んだ…。こういったものも全部、人生において大切な「豊かさ」だ。そしてお互いに認識が一致する「客観的なこと」でもある。
大きな嘘の木の下で 著者:田中修治
何を選択したかではなく、選択した後にどう行動したかが大切
選択を迷ったときは、楽しそうなほうを選ぶの良い。結局はその先に苦労や挫折があるのだから、その選択に意味はなく、大事なのはその選択の後の行動。たしかにどんなに悩んだとしても、その先の未来なんて誰もわからないし、なんの保証もないんだ。だったら、楽しそうな方を選択したのうが良いのだ。
人生における選択の先には、どちらにも天国と地獄が待っているのだ。結局は、自分が選択した道が間違いじゃなかったと思えるかどうかは、そのあと、どう行動したかが大事だし、その選択が正解になるも間違いになるのも、自分の行動の結果でしかないのだ。自分の思いどおりに物事が進まないと「あの時の判断が間違いだった」と思う人があまりに多すぎる。でもそれは絶対に違う。「選択」そのものにはあまり意味がないのだ。
大きな嘘の木の下で 著者:田中修治
チームリーダーは選挙で決めよう
会社組織においても、部長やチームリーダーはみんなの選挙で決めると強い組織ができる。上司、部下からも信頼されるを人が立候補する。立候補者がやこれからやりたいことや信念をプレゼンしてもらい、それに賛同するひとが投票する。多くの投票数を得たひとがトップに立つ。シンプルに「自分が出した仕事の成果と、情熱を周囲にキチンと認めてもらうこと」だけなのだ。自分の保身の為に上司に気を遣うという人生で一番無駄な作業が消滅するのだ。上司のための仕事ではなく、組織が豊かになる仕事に情熱をかけることができようになる。人間にはいろいろな顔がある。経営陣にはよく思われいないが、部下からは絶大の信頼を得ている人。その逆もあり。「誰に任せたいか」をみんなで投票して、最も多く信任を得た者にその仕事を任せることで強い組織ができる。人事制度に選挙制度を取り入れるとみんなが納得できる。